取扱分野
民事・商事分野
- ご相談例 -
  • カードローンやキャッシングの借入が増えすぎて、
  • 生活が立ちゆかない
  • 経営する会社の資金繰りが苦しい
  • 収入が減って、住宅ローンが支払えない
  • 自分には過払金があるのではないか?
債務整理は、借入の種類、ご本人の生活状況等により、解決方法が異なります。
例えば、負債が多額で一見返済が不可能なように思えても、亡くなった親名義の不動産にお住まいの場合、基本的には、破産手続において、当該不動産は遺産分割未了の財産として扱われることになりますので、その点を考慮する必要があります。
反対に、負債の額が少額であっても、生活保護を受給している場合などは基本的に返済が難しいため、自己破産を検討するのが原則です。
また、民事再生や任意整理(債務を弁済する債務整理方法のこと)の場合には、その後数年にわたり毎月の返済が続くことが多いので、長期的な視点で考える必要があります。
このように、個々のご事情によって適した手続が異なりますので、債務額だけでなく、借入先、借入を始めた時期、ご本人の収入、職種、生活状況などを詳しく聞き取り、経済的な再スタートのためにはどうすればよいかをアドバイスいたします。
また、件数は以前よりも減りましたが、消費者金融から長い間借り入れをしてきている場合、過払金が発生しているケースもあります。
- ご相談例 -
  • 「遺産を渡したい」という言葉に騙されて見ず知らずの人物に
  • お金を払ってしまった
  • 「必ずもうかる」と言われ、投資用不動産を購入してしまった
  • 家族が出会い系サイトのポイントを何百万円分も購入してしまった
消費者を対象とする詐欺は、古典的な振り込め詐欺だけでなく、手を変え品を変えさまざまな手法で勧誘されます。
また、かかる業者は自らの違法性を自覚しているので、逃げ足が速いのが特徴です。
このような事例にも、消費者契約法、特定商取引法、金融商品取引法等の関係法令に精通した弁護士がご相談に応じます。
なお、詐欺被害では、「被害にあったお金を回収します!」などのうたい文句で広告・勧誘を行う業者による二次被害にもご注意ください。
金額を問わずに法的紛争に介入し、第三者と交渉をすることができるのは、弁護士だけです。報酬を得る目的で無資格者がこのような行為をすることは、弁護士法違反であり、刑事罰が科される可能性があります。
- ご相談例 -
  • 保険会社の提示額に納得がいかない
  • 保険会社が、治療費の支払いを打ち切ると言ってきた
  • 自転車事故の相手方と、
  • どのようにやり取りすればよいかわからない
相手方の保険会社(任意保険加入会社)と被害者の方が交渉する場合、保険会社は、通常、過去の判例などに基づいた基準(裁判基準)よりも低額な内部基準(任意保険基準)での金額を提示してきます。
弁護士が介入することで、訴訟等に至らない交渉の段階であっても、裁判基準やそれに近い金額で示談できるケースも多数存在します。
その他、後遺障害認定の申請、異議申立ても代理いたします。
なお、交通事故では「弁護士費用特約(弁護士特約)」が利用できる場合があります。これは、自動車に関する被害事故などで相手方に損害賠償請求をするため、弁護士に委任したり相談したりした場合の費用について保証する特約です。
この特約は、火災保険や傷害保険に付加していたり、ご家族の加入する保険の特約が利用できる場合もあります。
また、自転車と歩行者の事故等、自動車以外の事故についても対応いたします。
自転車の運転については、東京都では2020年4月1日から対人賠償事故に対応する保険への加入が義務化されるなど、保険加入を義務化する自治体が増えています。
しかし実際には無保険で運転しているケースもまだ多く、ご自身で加害者と対応し、交渉することは困難なケースもあります。
弁護士が介入することで、相手方との交渉やその後の示談金の回収を安心してお任せいただけます。
- ご相談例 -
  • 賃借人が賃料を支払わず、連絡も取れない
  • 兄弟がアパートで孤独死し、連帯保証人である自分が
  • 原状回復費用の請求を受けている
  • 持ち家を売却したいが、登記簿上古い根抵当権が
  • 設定されている
一口に不動産に関する問題といっても、賃貸借・不動産取引・建築紛争・境界問題など、その内容は多岐にわたります。
上記のような賃貸借に関するトラブルは、相談で多い事例です。
一点目のように、賃借人が行方不明になった場合、無断で部屋に入り荷物を処分することは、たとえ賃貸借契約書上に所有権放棄条項があったとしても、後に損害賠償の請求や、場合によっては住居侵入等の刑事告訴を受ける可能性があるためするべきではありません。
弁護士は、裁判(建物明渡請求)、強制執行の手続、それに要する費用について、わかりやすくアドバイスいたします。
なお、当事務所所長は賃貸人側・賃借人側ともに多数関与の経験があり、いずれの立場からのご相談も承ります。
三点目のような、不動産登記が関連する事例も、司法書士と協同して対応いたします。
- ご相談例 -
  • 給料から、遅刻した分の罰金を差し引くと言われた
  • 残業代を払ってもらえない
  • 職場で上司からパワーハラスメント・セクシュアル
  • ハラスメントを受けている
労働者の給料は全額払いが原則です。
このようなトラブルがあった場合には、遠慮せず弁護士に相談しましょう。
また、職場でのパワハラ・セクハラに関する相談も非常に多い事例です。
職場環境の悪化により心身を害してしまうケースは、現在社会問題化しており、パワハラ防止法(労働施策総合推進法)も施行されました(大企業は2020年6月1日から、中小企業は2022年4月1日から施行)。
パワハラとは、職場において
①優越的な関係に基づいて(優位性を背景に)行われること
②業務の適正な範囲を超えて行われること
③身体的若しくは精神的な苦痛を与えること、又は就業環境を害すること
の3要件を満たすものと一般的に定義されています。
しかし、パワハラを行う側は、パワハラであるという認識がなく適切な指導・監督の範囲内であると反論してくることが多いです。
ご相談では、事情を伺い、今後の手続の流れや解決策についてアドバイスいたします。
- ご相談例 -
  • 知人に貸したお金を返してほしい
  • 売掛金回収
  • 相手方との約束を反故にされたり、
  • 加害行為によって被った損害を賠償してほしい
事業者による売掛金回収や、上記以外の非典型な事例のご相談も承ります。
ご事情を伺い、資料を拝見し、法的に問題となる点や回収可能性についてアドバイスいたします。
家事分野
- ご相談例 -
  • 昨年父親が亡くなったが、相続人のうち一人だけが
  • 分割案に反対しており、手続きが進まない
  • 遺言を作りたいが、自分で作成するのは不安
  • 両親と同居しているきょうだいが、親の預金を
  • 使い込んでいるようだ
相続は、一般的には財産をめぐる紛争ととらえられていますが、その背景には、故人への想いや幼いころからのきょうだい間の確執など、それぞれのご家族の長い歴史が必ず存在します。
ゆえに、単純な金銭問題ではなく、ご依頼者様の想いを反映した解決をすることが、遺産分割の最終的な目標であるといえます。
一方で、相続では専門的な知識を要する問題、ご自身では時間がかかる手続が数多く存在し、ご本人だけでは手続を進められないことも多いです。
例えば、上記のように相続人間で協議がまとまらない、面識のない親族にどうやって連絡をとったらよいのかわからない、などはよくある相談です。
弁護士に委任した場合、必要な書類(戸籍謄本類など)の収集、相手方との交渉、書面の作成、調停への出席などの業務を行います。
また、賃貸物件や事業の承継、相続債務の対応などの周辺問題については、弁護士によるアドバイスが不可欠です。
さらに、相続では税務上の注意が必要になる事案も多いので、税理士に相談しながら事件をすすめていく場合もあります。
その他、相続放棄や遺留分減殺請求、遺言書の作成も承ります。
また、3点目の事例のように、相続が発生していない段階での親族間の金銭トラブルについてもご相談を承ります。
- ご相談例 -
  • 離婚を考えているが、
  • 心配なことがある(財産分与・慰謝料・子供に関すること等)
  • 既婚者と交際していたところ、
  • 相手の配偶者から慰謝料を請求された
  • 婚約を一方的に破棄された
離婚に関しては、近年インターネット上で様々な情報が流れていますが、実際にご自身の事情ではどうなるのか、わからないことも多いのではないかと思います。
例えば、よくお受けする相談として、「このようなケースで、慰謝料はいくら取れますか?」というものがあります。
確かに、過去の裁判例において、離婚に伴う慰謝料の金額は、ある程度相場が確立されています。
しかし、離婚の話し合いをする相手方とは関係が悪化していることが多く、すんなりとこちらの提示額を受け入れ、スムーズに支払いをしてくれるとは限りません。
話し合いが決裂したり、そもそも相手方の暴力等があり接触を避けたほうがよい場合には、家庭裁判所に調停を申立てることになります。
調停でも話し合いができなければ、調停は不成立となり、裁判を行うかどうか検討します。
さらに、調停が成立しても、相手方がそのとおりに支払いをしなければ、強制執行(差押え)が必要になることもあります。
このように、慰謝料がいくら取れるか?という問題について言えば、もちろん裁判例などをもとにした金額の相場はありますが、それを実現するための具体的な手続についても知っておく必要があるのです。
離婚に関する手続では、労力を要することや、相手方の対応に怒り・恐怖をおぼえることが想像以上に多く、心が折れそうになるかもしれません。
弁護士が代理人となった場合には、相手方や裁判所との連絡の窓口となってご本人の負担を軽減し、法的に整理したお気持ちやご希望を的確に主張いたします。
刑事事件
- ご相談例 -
  • 家族が突然逮捕された
  • 警察から出頭するよう要請された
  • 子供が補導された
警察や刑務所など、自分には縁のない話…と思っていても、何らかの形で犯罪に巻き込まれることはあります。
家族が突然逮捕されたり、警察から取り調べのための出頭要請がされると、今後どうなってしまうのだろう…と不安になることと思います。
相談では、在宅か、身柄(逮捕・勾留されている場合)事件か、未成年か等のケースに応じ、その後考えられる事件の進行について説明します。
特に、逮捕後に勾留手続がとられている場合、早期の身柄釈放のためには弁護人の迅速な対応が不可欠ですので、なるべく早めにご相談いただくことをおすすめします。